膝の痛みについて

膝の痛みの原因となるものに膝関節にある軟骨がすり減ったり、骨が変形して棘(とげ)が出来ることによって炎症が起こる、いわゆる変形性膝関節症があります。以下に膝の痛みの施術の流れを説明します。

変形性膝関節症の痛みの特徴は動作の始まりに痛みを生じることで、例えば歩き出そうとしたときとか、座った状態から立ち上がろうとしたときなどです。

施術の流れ

1.カウンセリング
初診時は、問診票に症状・生活習慣などをご記入いただきます。

その後、問診にて詳しくお伺いいたします。気になる症状についてなんでもご相談ください。
膝の痛みの原因は人それぞれです。一人ひとりの症状にあわせてプランを決定いたします。

2.着替え
当院では、患者様の症状に応じて、頚肩から背中、腹部、肘から先、膝から下にあるツボに鍼をします。そのため、これらの部位が容易に出せる服装が望ましいです。施術時は、バスタオルをお掛けしますのでご安心ください。また、施術室は個室になっておりますので、着替えを持って来ていただければ、着替えていただくこともできます。女性の場合、ノースリーブやキャミソール、裾の広いズボンやハーフパンツなどで施術を受けられる患者様が多いです。

男性の場合
「上半身は裸で、下着のみ」が望ましいです。ズボン着用の場合は膝までめくりあげられるものでお願いします。


3.鍼灸治療
膝の痛みの治療は仰向けから始めることが多いです。
まず膝の炎症を抑えるためにお腹と手足にあるツボに施術し、同時に膝の痛みを感じる箇所に鍼をしてしばらくそのままにします。施術をしている間にスーパーライザー照射し、膝周辺の筋肉を緩めていきます


次にうつ伏せで背骨に沿って両側にある炎症を抑えるツボに施術し、しばらくそのままにします。

4.生活上のアドバイス
食事や運動について簡単にお話し、終了となります。
その後着替えが必要な場合は着替えていただき、初診の場合は診察券をお渡しいたします。
会計をしていただき、次回の予約についてお伺いします。

治療の間隔は、痛みに関しては早い段階で効果が出ますが、膝にたまった水が吸収されるためにはしばらく時間がかかります。

Q & A

Q.はりは痛くないですか?
A. 個人差はありますが、髪の毛ほどの細さの鍼を使用するため痛みを感じる方は少ないです。部位によっての違いもあり、蚊に刺されたときのようにチクッとする箇所もありますが、何も感じない箇所もあります。

Q.使用する鍼は使い捨てですか?
A.当院では、ディスポーザブル(使い捨て)の鍼を使用しています。
使い回しをすることはありません。そのため、感染症などの心配はございません。